アパ・ルーム 祈祷と黙想の日課書
「受けるよりは与える方が幸いである」 (使徒現行録20:35)
アパ・ルーム本部による黙想文寄稿のためのガイドラインです。
黙想文をどのように書いて、送ったらよいか、の参考にしてください。
エマオという村へ通じる道を歩きながら、クレオパともう一人の弟子が、イエスの裁判、死、復活のいっさいの出来事について語り合っていました(ルカ24:13-14参照)。歩いていると、見知らぬ人が加わってきます。そして、あなた方が話していたのは何のことか、と尋ねます。クレオパは驚いて、「あなたはエルサレムに泊まっていながら、この都で起こったことをご存じないのですか」(24:18)と聞きます。「あなたは何が起こっていたのか知らないのですか。町の人々は起こったことの話題で持ちきりですよ」と言ったのです。
クレオパともう一人の弟子は、過ぐる日の出来事を話します。その人は、歩きながら、モーセや全ての預言者から始めて聖書全体にわたり、ご自分(メシア)について書かれている聖書の箇所を二人に解き明かします。晩になり、二人は見知らぬ人に、一緒に食事をするよう勧めます。その人が一緒に食卓について、祝福してパンを割いていたとき、クレオパと友人は、突然心の目が開かれます。その瞬間、二人は、甦られたキリストが一緒に歩いておられたことを理解しました。
この物語は、あなたが手にしているアパ・ルームを通して起きていることのモデルです。『エマオ途上』の物語の中で、クレオパとその友人は、自分たちが現実に見聞きしたことについて語り合っています。話が進むにつれて、キリストが会話に加わり、聖書と、二人がこれまで見たり、聞いたり、感じてきたことについて語られます。この物語は深い霊的真理を私たちに示しています。キリストは、私たちが信仰に更に深い霊的理解力を必要とするとき、いつでも会話に加わって下さいます。そしてその霊的理解力は、一歩先へ私たちを進めてくれます。私たちは、事実を知ること以上に、聖霊によって私たちの霊的な目が開かれる必要があります。
私たちは、日々の関わり中で、キリストの生涯、死、甦りが私たちに対して持つ意味について、この会話を続けるのです。あなたが書いて下さる信仰の証しを通して、私たちは顔を合わせることのない多くの人たちに語りかけることができ ます。アパ・ルームの各ページに黙想文が掲載された人たちは、100カ国以上の何百万人という人たちに語りかけているのです。ですから、聖霊は、私たちがエマオ街道の旅行者と一緒に、言語を超越して、求めている人たちに霊的に理解する力を与えるよう、働かれます。
アパ・ルーム(本部)は、あなたにとって信仰的に生きることが何を意味するかについて証しした、黙想文を寄せて下さるようお勧めします。以下に、あなたが書くときの参考になるよう、二・三のことを挙げておきます。
・聖書を学ぶことから始めましょう。み言葉の力はあなたの文章の基になります。
・聖句を、ご自分の経験と結びつけましょう。あなたの経験はあなただけのものです。ですから、貴方の霊的な理解力は、他の人の導きとなり、新たな課題となり、慰めとなります。
・原稿は日本語で書いて下さい。アパ・ルーム日本委員会でそれを英訳して本部に送ります。英語の出来る方は、日本語の原稿から英語に訳して、両方を下記に送って下さい。
・文章の長さは、およそ800字です。その字数には、引用聖句、祈祷文、今日の黙想、祈りの焦点を含みます。
・あなたが書いた文章は、翻訳されて世界中で用いられることを忘れないで下さい。ですから、分かりやすく率直な表現を使って下さい。
・黙想文は論点を一つに絞って下さい。映画のようではなく、駒撮り写真だと思って下さい。
寄せられた原稿は返却しませんので、ご自分でコピーをとっておいて下さい。
〒173-0004 東京都板橋区板橋3-32-1 板橋教会内
アパルーム日本委員会 編集長 臼田 尚樹 (うすだ なおき)
TEL 03-3961-9685
Eメール urjapan12@gmail.com
寄稿された黙想文が掲載された時は、1黙想文について25ドルをお支払い致します。 あなたの黙想文が届いて、検討を経た上でアパ・ルームに掲載されることを、心待ちにしております。